21世紀は変革の時代。コンピューターやAI(人工知能)などの情報テクノロジーが私達の生活の中に浸透し、社会も急速な変化を遂げています。文部科学省はこうした変化に対応できる人材を育成するために、2020年からの教育改革で新たな教育方針への転換を図ろうとしています。2020年で60周年を迎えた森田修学館(通称モリタ塾)も、これまでの自分たちの歩みを再考し、よい伝統は残しつつも新たな挑戦をしていきたいと考えています。
森田修学館 館長 森田 晋史
森田修学館がこれまで守り続けてきた教育理念。それは、創立以来ずっと変わらない私たちの教育への思いであり、個性でもあります。この教育理念を継承し、新たな変革挑戦への源とすることで、伝統と21世紀の新しい教育との融和が生まれると確信しています。
森田修学館では子どもたちに“変革挑戦”することを指導します。自分を変えることは大人でも難しいことです。だからこそ、我々自身が高い目標に向かって変革する姿勢を子どもたちに示す必要があります。2020年からの教育改革に対応していくために、森田修学館が挑戦する課題を見出し、さらなる “教育サービスの高付加価値化”に取り組むことで
人間の成長に大きく関わる“習慣形成”。森田修学館では「習慣とは何か。習慣とはどのように形成されるのか。」をテーマに人間の行動研究を進めてきました。そこで出てきた一つの結論は、「習慣には良い習慣と悪い習慣のどちらかが存在する。習慣とは、無意識でも形成されるが、周りの働きかけによる意図的な習慣形成もある。」ということです。
そこで森田修学館では、家庭および学校生活における時間の活用といった習慣形成についても指導しております。しかし学館だけでの指導では限界があり、こうした教育活動を保護者の皆様と協力して推進することで、子どもたちの日常生活を価値創造の時間へと転換できるよう生活指導の強化に挑戦しております。
伝統とは、過去と現在が一つの線としてつながり、そして未来に引き継がれるもの。森田修学館は同級生、先輩、後輩の結びつきが強く、その団結力を同窓会組織などでさらにネットワーク化することで、今後も社会に役立つ人材を数多く送り出していきたいと思います。